AA Power Plant   カスタマイズの例
AA Power Plantの配線改造例を紹介します。

以下に掲載する情報は、購入されたユーザー様が自身の使用環境に合った電源供給方法へ改造することで、AA Power Plantをより便利にお使いいただくためのものです。改造を行うにはハンダごてなど、電子工作に必要ないくつかの工具が必要になり、ある程度の電子工作経験も必要と思われます。電子工作の経験の無い方は、経験者に依頼するか、弊社で改造サービスを受けてください。

以下の情報に基づいて改造を行った結果、AA Power Plantが故障したり、AA Power Plantに接続した他の機器に損害が生じたとしても、弊社では一切の責任を負うことはできませんのでご了承ください。また、改造によって本体が故障した場合には、保証期間内であっても保証修理の対象とはなりませんのでご注意ください。

改造例 1 バッテリーの代わりにパワーサプライを利用する

改造例 2 センタープラス出力をセンターマイナス出力へ変更する

改造例 3 バッテリーとパワーサプライのハイブリット仕様へ変更する

改造前の作業

Step-1

バッテリボックスカバーを開け、バッテリーボックスからバッテリースナップを外し、バッテリーボックスを取り外します。





改造例 1の方は、こちらへ進んでください。


Step-2

赤丸のスクリュー左右4カ所を外し、トップパネルを取り外します。


Step-3

さらに青丸のスクリュー左右4カ所を外し、トップパネルとコントロールパネルを分離させます。



改造例 2の方は、こちらへ進んでください。


改造例 3の方は、こちらへ進んでください。

改造例 1: バッテリーの代わりにパワーサプライを接続する

本機を改造するのではなく、本機専用のパワーサプライを自作する例です。パワーサプライのDCプラグ部分をバッテリースナップに付け替えます。

推奨のパワーサプライはこちらです。

パワーサプライを改造することなくDCプラグをバッテリースナップへ変換するアダプターも市販されています。

パワーサプライのDCプラグ付近で電線をカット。

バッテリースナップのマイナス(黒)線と、パワーサプライのマイナス線(多くの場合は外皮に白いラインが印刷されています)をハンダ付け。

バッテリースナップのプラス(赤)線と、パワーサプライのプラス線をハンダ付け。

※ハンダ付け部分がショートしないように、ハンダ付け位置を上下にずらすか、絶縁収縮チューブなどを利用してください。

パワーサプライのバッテリースナップと、AA Power Plantのバッテリースナップをつなぎます。

推奨のパワーサプライならば、パワーサプライのケーブルはバッテリーボックスカバーのスリットから出すことができます。またパワーサプライ自体をバッテリーボックススペースへ収納することも可能です。

  

改造例 2: センタープラス出力をセンターマイナス出力へ変更する

AA Power PlantのDC出力は、センタープラス出力とセンターマイナス出力が各1つの仕様で出荷されています。楽器用のエフェクターはセンターマイナス出力が大半であるため、センタープラス出力が不要になる場合もあるでしょう。そのような場合には、センタープラス出力をセンターマイナス出力へ変更できます。

写真の1と2のワイアーを入れ替えます。

基板側よりは、ジャック側で入れ替えた方が作業が楽だと思います。

これで、2つのDC出力はセンターマイナスになりました。上記のStep-3から逆順に作業して、組み立ててください。

後に間違いが起きないように、トップパネルのセンタープラス表記を油性ペンなどで書き換えておくことをお薦めします。

改造例 3: バッテリーとパワーサプライのハイブリッドへ変更する

一方のDC出力をパワーサプライのインプットジャックへ変更します。これにより、パワーサプライの脱着で、電源をバッテリーもしくはパワーサプライへ切り替えることが可能になります。

1 のワイアーを 2 へハンダ付けします。

推奨のパワーサプライ(センタープラス)ならば、3 のワイアーを 1 で外した場所へハンダ付けします(作業性が悪くなるので最後にハンダ付けしたほうが良いと思います)。

センターマイナスのパワーサプライを使用する場合には 3 のワイアーを 4 で外した場所へハンダ付けしてください。

4 のワイアーを 5 へハンダ付けします。最初からハンダ付けされているワイアーもそのまま一緒にハンダ付けしてください。

推奨のパワーサプライ(センタープラス)ならば、6 のワイアーを 4 で外した場所へハンダ付けします。

センターマイナスのパワーサプライを使用する場合には 6 のワイアーを1 で外した場所へハンダ付けしてください。

これで、センタープラス出力のジャックが、センタープラス入力のジャックに変わりました。上記のStep-3から逆順に作業して、組み立ててください。

後に間違いが起きないように、トップパネルのセンタープラス表記を油性ペンなどで書き換えておくことをお薦めします。

このページで紹介した改造例は、弊社で作業代行することができます(ただし、改造例 1 はPSE法に触れるため代行できません)。作業代行にかかる費用は、3,150円です(送料と代引き手数料が別途加算となります)。

また、ご希望の改造を施して出荷することもできます。ただし、改造済み出荷は弊社ダイレクト販売のみとさせていただきます。価格は16,800円です(送料と代引き手数料も含まれています)。

作業代行および改造済み出荷のお問い合わせは、下記まで。

   support@vocu.jp (翌営業日の返信)

   03-3950-5936 (日曜祝日を除く、10:00〜18:00)

   

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