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本体価格 ¥32,000 |
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2つのゲイン・ステージによって歪ませることで低音域のつぶれを回避し、 低音域の美しい歪みが得られるプレミアム・ディストーション |
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一般的に弦楽器は、低音弦が高音弦よりも太い弦を使用するため、高音弦に比べ低音弦のほうが振幅が大きくレベルも大きくなります。1ステージのディストーションの場合、ゲインを上げていくと中高音よりも先に振幅の大きな低音域がサチュレーション(飽和状態)を起こすため、全体で好みの歪みが得られるよりも先に低音域の音つぶれが発生します。本機では、プリゲインで低音がつぶれないところまで歪ませておき、さらにポストゲインでもう一度歪ませることで、ハードに歪みながらも全周波数につぶれのないプレミアムなディストーションが得られる構造になっています。 本機のシグナルの流れと活用のヒント: 本機は、プリゲイン → ハイカットフィルター → ポストゲインへとシグナルが流れていきます。プリゲインで歪ませたサウンドには多くの倍音が含まれるため、ポストゲインにシグナルを渡す前に、ハイカットフィルターで不要となる倍音をカッ トする仕組みです。 プリゲインとポストゲインを併用する場合、2つのノブのコンビネーションで歪み量と倍音成分(高音)の発生量が様々に変化します。最もオーソドックスなセッティングは、プリゲインを10時〜12時くらい、ハイカットをMAXにセットし、 ポストゲインを10時から12時くらいの間で好みのポジションにセットしてください。歪みが足りなければポストゲインを増量し、高音が不足しているようならばハイカットフィルターを時計方向へまわすかポストゲインを減量します。 注意! 2つのゲインを必要以上に高く設定すると回路内部でフィードバックが発生し、無演奏時にハウリングのような症状が発生します。このような症状が発生した場合には、各ゲインを適度に下げてください。2つのゲインノブは最大に歪ませたセッティングでもノブのポジションが左右対称になるまでに留めてください(例えばPre Gainが2時であれば Post Gainは10時、Post Gainが3時であればPre Gainは9時というように)。 一方のノブをミニマムにセットして、他方のゲインだけでも様々な表情の歪みを得ることができます。実験を繰り返して本機の様々なディストーションサウンドをお楽しみください。 |
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ハイカットフィルターとポストゲインの関係について ハイカットフィルターは、プリゲインで生成されたディストーションサウンドの高音域を減衰させていきます。ミニマムポジションでは高音の減衰は一切行われず、全域のシグナルがポストゲインへ送られます。反時計方向へ回すに従ってより低い周波数帯までシグナルを減衰させていくため、結果として高音域が削られていきます。ディストーションはゲインを上げるほど(歪み量を増やすほど)倍音成分が増 えていきます(高音が強調されます)。従って、本機の構造ではポストゲインを高く設定すると、ハイカットフィルターで高音を削ったとしてもポストゲイ ンが生み出す倍音によって再び高音が強調されることとなります。高音を抑えたマイルドなディストーションサウンドを得る場合には、ポストゲインを下げてセッティングを行ってください。 |
カスタマイズ
上級者向けに、基本サウンドをカスタマイズできる仕様にしています。基板上に配置した2つのトリマーで、特定の周波数レンジを意図的にブーストできます。 |
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マニュアル・ダウンロード | ||||||
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