Magic BLEND Room の モディファイ

● A-B トグルスイッチング機能

● トランジスタバッファー回路の追加

● ハイカットフィルターの追加

A-B トグルスイッチング機能
 

Magic Blend Roomに、Magic Switching & Loopsで好評の「A-B Toggle Switching機能(ワンアクションでA-LoopとB-LoopのON/OFF状態を入れ替える機能)」を与えるモディファイです。

このモディファイを行うと、Muteスイッチを押すたびにA-LoopとB-LoopのON/OFF状態が反転します。また、Latch FSジャックに外部フットスイッチを接続することで、OFFになっていたループをONにすることができ、両方のループを同時にONにすることができます。このモディファイは、オリジナルバージョンでも、Spec.Bバージョンでも同様に行えます。

注意! このモディファイを行うと、本体のスイッチ操作では、両方のループを同時にONにすることができなくなります。両方のループを同時にONにする必要がある場合には、Latch FSに外部フットスイッチを接続することが必須となります。

モディファイ手順:

(モディファイには70mm程度のワイアーが1本必要になります。事前にご用意ください。)


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  1. 底パネルを外し、作業を楽にするためにOutputジャックを外します。

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  1. フットスイッチ配線の青ワイアー(A)をはずします。
     
  2. フットスイッチ配線の緑ワイアー(B)を外し、青ワイアーのあった場所へハンダ付けします。

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  1. (2)で外した青ワイアー(A)を、Latch FSジャックのスイッチング端子(黄ワイアーの右隣)へハンダ付けします。


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  1. Latch FSジャックの黄ワイアー(C)を外し、フットスイッチの左上にハンダ付けします。

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  1. 70mm程度にカットしたワイアー(D)を用意します。
     
  2. 黄ワイアーと青ワイアーのあった場所に、用意したワイアーをハンダ付けします(※1)。
     
  3. 外したOutputジャックを取り付けて完了です。
 
※1: 黄ワイアーの間にON-OFFスイッチを挟むと、Toggle Switching機能と標準のスイッチング機能を切り替えることができるようになります。 (切り替えスイッチを取り付けた場合には、金属部分が基板やシャシーなどに接触しないよう収縮チューブなどで絶縁処理を行ってください。)
 
※2 このモディファイを当方で作業代行することができます。 ワイアー配線のみならば作業料¥3,000(税抜、往復送料別)、切替スイッチも追加するならば¥5,000(税抜、往復送料別)となります。 詳しくは弊社へお問い合わせください。
 
※3 新規購入時には、モディファイ済みで出荷することもできます(受注生産、納期3週間程度)。 ワイアー配線のみならば無料、切替スイッチも追加するならば税抜¥2,000の追加料金が発生します。 詳しくは弊社へお問い合わせください。 (切替スイッチは本体内部への設置となり、切替には裏パネルの開閉が必要になります。)
 
お問い合わせ先:
03-3950-5936(祝日を除く、月〜金 10:00〜18:00)
support@vocu.jp(返信は翌営業日になることがあります。)

 

トランジスタバッファー回路の追加

本機にはリターンの後段にシンプルなバッファー回路が組み込まれていますが、バッファー効果のより高い「トランジスタバッファー回路」を入力段へを追加する手順です。トランジスタを通過するため、幾分の音質変化を伴います。

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C1のコンデンサ(0.1uF)を取り除きます。

コンデンサを2カ所追加します。
  
C4: 0.1uF (104)
  
C7: 0.1uF (104)

抵抗を3カ所追加します。
  
R9: 1kΩ
  
R15: 510kΩ
  
R16: 10kΩ

トランジスタを1カ所追加します。
  
Q1: 2SC1815

ハイカットフィルターの追加
入力段と出力段にハイカットフィルターを追加できます。

入力段ハイカット
  C2へ30pF以下のコンデンサを追加

出力段ハイカット
  C11へ30pF以下コンデンサを追加

大きい値のコンデンサほどハイカット効果が高くなります。


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