VOCU Magic BLEND Room 

(Parallel Effect Loops with Frequency Splitter)

本体価格 ¥26,000
 
様々なアシスト機能を持った2チャンネル・エフェクト・ループ

周波数スプリッターを内蔵したサウンド・ブレンド・ボックス


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 VOCU Magic BLEND Room は2系統のパラレル・エフェクト・ループに様々なアシスト機能を付加したブレンド・ ボックスです。本機のみでギターやベースのベーシックな音色を補正することも、スイッチングやバッファーを利 用してエフェクトシステムをアシストすることも、複数のエフェクトをブレンドしてまったく新しいエフェクトを 生み出すことも可能です。

 

主な機能
 
☆2パラレル・エフェクト・ループ
 ☆フリケンシー・スプリッター
 ☆ロー・ブースター
 ☆トレブル・ブースター
 ☆レベル・ブースター
 ☆バッファー・アンプ
 ☆3チャンネル・パラレル・ボックス
 ☆3チャンネル・ミキサー
 ☆フェイズ・インバーター
  ☆ライン・セレクター

スペック
 インプット: アンバランス、470 k Ω
 センドA & B: アンバランス、1 k Ω
 リターンA & B: アンバランス、510 k Ω、Max +20 dB
 アウトプット: アンバランス1 k Ω
 ハイ・カット: 150 Hz ~ 8 kHz
 ロー・カット: 150 Hz ~ 8 kHz
 電源: センター・マイナス直流9V ~ 12V、20 mA
 006P バッテリーライフ: マンガン = 22 h、
           アルカリ = 25 h、終止電圧5.4V
 フットスイッチ:
      標準モノラルプラグラッチフットスイッチ
                (オープン-ショート)

主なコントロール
 
Send A/B: ロー/ハイ・カット・フィルターを持つパラレル・アウトプット
 Return A/B: レベルコントロール付きミキサーインプット
 Loop A/B Level: レベルブーストが可能なミキサー入力ゲイン
 Low Cut: Send Aに出力するシグナルへのローカット・フィルター周波数コントロール
 High Cut: Send Bに出力するシグナルへのハイカット・フィルター周波数コントロール
 Hi-Cut/Lo-Cut: 各カット・フィルターのオン・オフ
 Dry: ドライ・シグナルのオン・オフ
 Mute FS: Muteスイッチでオン・オフするループの指定
 Latch FS: 増設フットスイッチ・ジャック Mute FSの他方のループをオン・オフ
 Mute: ループのオン・オフ
 Mute LED: Loop Aがオンなら青、Loop Bがオンなら赤、両方オンなら紫に点灯
 True Bypass: マスター・ハードウェア・バイパス

マニュアルダウンロード

店頭配布用カタログ

ブロック図

モディファイ

代表的な使用例 (一部の使用例はこちらのページでビデオやサウンドファイルを参照できます)

●パラレル・エフェクト・ループ
Loop A およびLoop B へ任意のエフェクターを接続し、各レベルノブで2つのエフェクトのミックスバランスを調整できます。 フットスイッチによって各ループのオン・オフもできます。

●イコライザー機能(ロー・ブースター & ハイ・ブースター)
本機のみで機能します。レベルとフリケンシーを調節していくと、ローを厚くしたり、ハイエンドを強調することができます。余 分な周波数を取り除いただけの音をドライに加えていくので、イコライザーのような音質変化ではなく、自然な音質補正が行えます。

●歪み系のミックス・テクニック
周波数をある程度カットしてから歪ませることで、全周波数が入力されていたときとは異なるサウンドの歪みが得られます。どち らか一方をメインの歪みとして、キャラクターを変えるために補助の歪みを加える使い方も効果的です。ベーシストであれば一方 をドライ用、他方を歪みにセットして、適度にドライを加えることで、歪みながらも音程感のしっかりとした腰のあるサウンドに なります(ギター環境でも少しドライを混ぜることで同様の効果が得られます)。

●奇抜な空間系エフェクトの複合技
極端な例で言えば、低音域はディストーション/ 高音域はクリーン、低音域はフランジャー/ 高音域はコーラス、低音域はリバー
ブ/ 高音域はディレイ、といった過去に例のない効果を生み出すことができます。

●ハーモニック・エンハンサー
本機単体でハーモニック・エンハンサーとして機能します。

●ピンポイント・エキサイター
本機とパライコの組み合わせで、狙った周波数だけの倍音を増幅させることができます。

●レベル・ブースター
バイパス時、Loop A のみ、Loop B のみ、Loop A + Loop B の4つのレベルを制御でき、チューブアンプのプッシングをより細 かいブースト・レベルで制御できます。

●バッファー・アンプ
Return A とReturn B にはバッファリング回路が組み込まれています。ギターアンプのセンド・リターンやマルチエフェクターの 外部エフェクト・ループにおける非適応エフェクターをインピーダンス・マッチングさせることが可能です。また、内部基板へのパー ツ追加でさらに適応範囲の広いトランジスタ・バッファー・アンプを組み込むことも可能です。

●3チャンネル・パラレル・ボックス
Send-A とSend-B からは常にシグナルが出力されていますので、これらのジャックはパラレル出力として利用できます。

●バイアンプ/ フリケンシー・スプリッター/ チャンネル・デバイダー
Send A とSend B からパラレル出力を得る際に、Lo-CutおよびHi-CutスイッチをOnにセットすれば、ベースアンプのバイア ンプ・システムやPA システムにおけるチャンネル・デバイダーのような機能が得られます。

●3チャンネル・ミキサー
Return A とReturn B のみにケーブルを接続すればミキサー・インプットとして機能します。ドライ+2チャンネルのレベル& ミュート機能付き簡易モノラル・ミキサーとして本機を利用することができます。

●デジタルマルチエフェクターの歪みに喝を入れる
モデリングアンプ・サウンドがまとまり過ぎていておもしろみに欠けると感じたら、アナログの歪みをブレンドして暴れさせましょう。

●トゥルーバイパス
効果は気に入っているがバイパス時の音ヤセが気になってシステムに組み込むのをためらってしまうエフェクターも、本機ならば バイパスはハードウェア・トゥルー・バイパスなので全く問題く利用できます。

●フェイズ・インバーター
本機のLoop B には、位相を反転させるPhase スイッチが装備されています。意図的に位相を反転させたいならば、Loop B へエ フェクトを接続して、Phase スイッチをRev へセットしてください。

●ライン・セレクター
Loop A/B Levelを最小にすることで、Output⇔Send A/Bのライン・セレクターとなります。

●疑似ステレオ効果
PhaseスイッチをRevへ、Hi Cut/Lo Cutスイッチを両方オフ、正相チャンネルはSend-Aから、逆相チャンネルはOutputからをそれぞれアンプやミキサーへ接続、Loop A Levelは最小にセットし、両チャンネルのレベルが同じになるようにLoop B Levelをセットしてください。Loop A Sendからは正相の出力、Outputからは180度位相反転した疑似ステレオ効果が得られます。

●センターキャンセル機能
ステレオソースをReturn A/Bへ入力し、PhaseスイッチをRevへセットします。ボーカルなどセンター定位のシグナルが打ち消されます。


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